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OCHAZUKE MAP

ご当地お茶漬けマップ

お茶をかける、だしをかける、〆に茶漬けにする。
ご飯に「かけて食べる」全国の郷土料理を地図でたどります。

32品目
22都道府県
5分類
ABOUT

この特集について

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ご飯に湯や水をかけて食べる習慣は古く、平安時代の文学作品には湯漬や水飯がたびたび登場します。熱いお茶をかける茶漬けが日常の食事として定着したのは、煎茶が広まった江戸時代とされ、江戸後期には茶漬けを出す店も繁盛しました。

地域に目を向けると、お茶ではなく味噌仕立ての汁やだしをかける料理も各地に伝わっています。宮崎の冷や汁や愛媛・香川のさつま、深川めしのように、漁師や農家が手早く食べるために生まれたとされる料理も少なくありません。

この特集では、農林水産省「うちの郷土料理」などで確認できた料理だけを、「お茶をかける・お茶で炊く」「だし・汁をかける」「茶漬けにもする料理」「茶漬けの具・お供」の4つに分けて地図で紹介します。

MAP

地図で探す

◆

色のついた都道府県をタップすると、その土地のお茶漬け・汁かけごはんが出てきます。

Japanese Prefectures Created by Geolonia (https://geolonia.com/). 沖縄 / Okinawa 鹿児島 / Kagoshima 宮崎 / Miyazaki 大分 / Oita 熊本 / kumamoto 長崎 / Nagasaki 佐賀 / Saga 福岡 / Fukuoka 高知 / Kochi 愛媛 / Ehime 香川 / Kagawa 徳島 / Tokushima 山口 / Yamaguchi 広島 / Hiroshima 岡山 / Okayama 島根 / Shimane 鳥取 / Tottori 和歌山 / Wakayama 奈良 / Nara 兵庫 / Hyogo 大阪 / Osaka 京都 / Kyoto 滋賀 / Shiga 三重 / Mie 愛知 / Aichi 静岡 / Shizuoka 岐阜 / Gifu 長野 / Nagano 山梨 / Yamanashi 福井 / Fukui 石川 / Ishikawa 富山 / Toyama 新潟 / Niigata 神奈川 / Kanagawa 東京 / Tokyo 千葉 / Chiba 埼玉 / Saitama 群馬 / Gunma 栃木 / Tochigi 茨城 / Ibaraki 福島 / Fukushima 山形 / Yamagata 秋田 / Akita 宮城 / Miyagi 岩手 / Iwate 青森 / Aomori 北海道 / Hokkaido
お茶をかけるお茶で炊く(茶粥)だし・汁をかける茶漬けにもする料理茶漬けの具・お供

※ 県の色は、紹介しているもの(いちばん上)の分類です。郷土の味は地域・家庭によって違います。

秋田だし・汁をかける

とろろまんま

県北・県南・由利本荘市

すり鉢ですりおろしたやまのいもに濃いめの味噌汁を少しずつ加えてのばし、炊きたてのご飯にかけて食べる料理です。長芋よりコシのあるやまのいもを使うのが秋田流とされます。とろみや味をみながら加減し、好みでネギを散らします。

やまのいも味噌汁とろろネギ
食べる時期・場面

正月三が日や祝儀の翌日

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茨城茶漬けの具・お供

そぼろ納豆

水戸市など県央地域

納豆と割り干し大根を合わせ、塩や醤油で漬けた保存食です。江戸時代の水戸で、余った納豆を保存するために作られたのが始まりとされ、「しょぼろ納豆」とも呼ばれます。ご飯のおともにするほか、お茶漬けの具や酒の肴としても食べられています。

水戸納豆割り干し大根塩漬け醤油保存食
食べる時期・場面

家庭で日常的に食べられています

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埼玉だし・汁をかける

冷や汁(すったて)

川島町・入間地域・県北

すり鉢でごまと味噌を合わせ、きゅうりや大葉、ミョウガなどの野菜をたっぷり加えて作る料理です。うどんのつけ汁として食べられてきましたが、ご飯にかける食べ方もあります。川島町では「すったて」と呼び、野菜もすり鉢ですり合わせます。

ごま味噌きゅうり大葉すり鉢
食べる時期・場面

夏の農繁期

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東京だし・汁をかける

深川めし

江東区

ネギと生のアサリを味噌でさっと煮て、汁ごとご飯にかけたのが元の形とされる料理です。江戸時代、深川あたりの漁師が船の上で食べていたぶっかけめしが起源といわれます。現在は汁をかける「ぶっかけ」と「炊き込み」の2種類があります。

アサリネギ味噌ぶっかけ漁師飯
食べる時期・場面

かつては通年食べられていました。現在は飲食店で食べるのが一般的です

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新潟だし・汁をかける

冷やし汁みそ仕立て

長岡市など中越地方

味噌をだし汁でのばし、刻んだきゅうりや青じそを入れて冷やした汁物です。中越地方を中心に、夏に身近な食材で作られてきました。汁物として食べるほか、ご飯や麺にかけて食べることもあります。

きゅうり青じそ味噌だし冷たい汁
食べる時期・場面

暑い夏

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新潟茶漬けの具・お供

ふぐの子の粕漬け

佐渡地方

ゴマフグの卵巣を塩蔵したあと、佐渡の酒粕で長い期間熟成させた保存食です。江戸時代から作られてきたとされます。酒粕を取り除いて薄く切り、そのまま、または軽く炙って食べるほか、おにぎりの具やお茶漬けにもします。

フグの卵巣酒粕塩佐渡保存食
食べる時期・場面

通年

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富山茶漬けの具・お供

黒づくり

県内全域

スルメイカの身を細かく切り、イカスミと一緒に熟成させた塩辛の一種です。加賀藩主が参勤交代の際に将軍家へ献上した記録が残るとされます。酒のつまみのほか、ご飯にのせたり、お茶漬けにしたりして食べられています。

スルメイカイカスミ塩辛黒い見た目
食べる時期・場面

酒やご飯のお供として通年

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福井だし・汁をかける

ぼっかけ

嶺北地方

厚揚げやごぼう、人参、糸こんにゃくなど具の多い熱い汁を、炊きたてのご飯に汁ごとかけて食べる料理です。大正初期から食べられてきたとされ、平皿に盛るのが特徴です。名前は熱い汁をご飯に「ぶっかける」ことから来たという説があります。

厚揚げごぼう人参糸こんにゃく削り節
食べる時期・場面

祝い事や正月三が日の夕食、結婚式の最後、報恩講の夜食

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福井茶漬けの具・お供

へしこ

若狭地域・越前海岸

内臓を取ったサバを塩漬けにし、さらに糠に漬けて長く保存できるようにした料理です。冬を越すためのたんぱく源とされてきました。糠を落として切り、軽く炙って食べるほか、お茶漬けや酒の肴、おにぎりの具などにも使われます。

サバ糠漬け塩唐辛子保存食
食べる時期・場面

保存食のため通年

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静岡お茶をかける

まご茶漬け

伊東市・伊豆地域

漁師が船の上で食べていたのが始まりとされる伊豆半島の料理です。たたいたアジをご飯にのせ、熱いお茶かお湯、またはだし汁を注いで、醤油とわさびで味を調えます。「まごまごしないで早く食え」が名前の由来とされ、マグロやブリの刺身で作ることもあります。

アジねぎしょうがお茶漁師飯
食べる時期・場面

鮮度のよいアジが出回る夏に家庭で食べられています

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静岡だし・汁をかける

とろろ汁

静岡市丸子

自然薯をすりおろしてだし汁と味噌でのばし、麦飯にかけて食べる料理です。東海道の宿場町だった丸子が発祥とされ、『東海道中膝栗毛』や歌川広重の浮世絵、松尾芭蕉の句にも登場します。ご飯にかけたあと、海苔を散らして食べます。

自然薯麦飯味噌だし海苔
食べる時期・場面

自然薯の収穫期にあたる秋から冬。正月2日に食べる地域もあります

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愛知茶漬けにもする料理

ひつまぶし

名古屋ほか県内

うなぎの蒲焼きを短冊状に刻み、ご飯と一緒におひつに盛った料理です。茶碗に少しずつよそい、1杯目はそのまま、2杯目は薬味をのせ、3杯目はだしかお茶を注いで茶漬けにします。たまりベースのたれを使うため、茶漬けにしても蒲焼きの味が残るとされています。

うなぎ蒲焼きおひつ薬味だし名古屋めし
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京都茶漬けにもする料理

ちりめん山椒

京都市

ちりめんじゃこと実山椒を、酒・しょうゆ・みりん・だし汁で煮たおばんざいです。ご飯やお茶漬けのお供として食べられています。昭和中期に京都の料理人が手土産用に作ったのが始まりとされています。

ちりめんじゃこ実山椒しょうゆおばんざい
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京都茶漬けにもする料理

山椒の葉の佃煮

京都市

山椒の葉とちりめんじゃこを、酒と薄口醤油で煮た佃煮です。お茶漬けなどの薬味として使われ、ご飯のお供やおにぎりの具にもなります。京料理やおばんざいでは、山椒の香りを季節ごとに楽しんできました。

山椒の葉ちりめんじゃこ薄口醤油佃煮
食べる時期・場面

山椒の葉が出回る4月ごろ

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京都茶漬けにもする料理

へしこ(京都)

丹後地域

サバやイワシを塩と米糠に漬け込んだ保存食で、半年から1年で食べごろになります。糠を落として焼き、ごはんやお茶漬けの具、酒の肴として食べられています。漁師が魚を樽に漬けた習慣から生まれたとされています。

サバイワシ米糠塩保存食
食べる時期・場面

秋から冬に漬け込み、半年から1年後が食べごろ

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奈良お茶で炊く(茶粥)

茶粥

県内全域

炊いたご飯にほうじ茶と塩を加え、好みの濃さまで煮る粥です。「大和の朝は茶粥で明ける」といわれる朝食の定番で、1200年以上前から食べられていたとされています。現在は旅館やホテルの朝食で味わえます。

ほうじ茶米塩朝食
食べる時期・場面

朝食

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和歌山お茶で炊く(茶粥)

おかいさん(茶がゆ)

県内全域

番茶やほうじ茶を煮出した中に米を入れて炊く粥です。米どころが少ない土地で、少ない米でも満腹になるよう生まれたとされています。冷たい白飯やちらしずしの上にかけて食べる若い人もいる、と紹介されています。

番茶ほうじ茶米さつまいも
食べる時期・場面

農作業後ののどの渇きと空腹を満たす食事

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島根だし・汁をかける

うずめ飯

石見地方(津和野町など)

タイのだしで煮た野菜や豆腐などの具をごはんの下にうずめ、わさびをのせて、鍋のだしをかけてお茶漬け風にして食べる料理です。昭和14年に日本五大名飯の一つに選ばれたとされています。

タイのだしわさびせり根菜豆腐
食べる時期・場面

寒い冬の晩ごはんや、正月行事「春神楽」のもてなし料理

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広島だし・汁をかける

うずみ

福山市周辺

煮た野菜や鯛、小エビなどの具をわんに入れて汁をかけ、その上にご飯を盛って食べる料理です。具をご飯の下に埋めて質素に見せたのが始まりとされています。だしは沿岸部ではいりこ、山間部では干ししいたけを使います。

根菜鯛小エビいりこだし干ししいたけ
食べる時期・場面

昭和40年代までは秋の収穫祝いの料理。現在は学校給食などで出されます

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山口お茶で炊く(茶粥)

茶がゆ

柳井・周防大島・岩国・萩

ほうじ茶を煮出した中に米を入れて炊く粥で、さつまいもを加えることもあります。17世紀初め、米の節約のために岩国藩主が勧めたことで県内に広まったとされています。

ほうじ茶米さつまいも塩
食べる時期・場面

年間を通して家庭で食べられ、冬は温かく、夏は冷やして食べます

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香川だし・汁をかける

さつま(讃岐さつま)

西讃地域の一部

焼いたタイなどの白身魚をほぐし、焼き目を付けた味噌と魚のだし汁でのばして、熱いごはんにかけて食べる料理です。魚が多くとれたときの日常食で、九州から四国へ海岸づたいに伝わったとされています。

白身魚赤味噌だし汁ねぎごま
食べる時期・場面

魚が豊漁のときの日常食。現在は学校給食でも出されています

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愛媛だし・汁をかける

鯛めし(宇和島・南予風)

南予地方(宇和島市など)

南予地方では、生のタイの切り身を醤油を使ったたれに漬け込み、熱いごはんにかけて食べます。火を使えない船の上でも作れる料理として、漁師が食べたのが始まりとされています。東予地方の鯛めしは炊き込み式です。

タイ醤油だれ生の切り身漁師料理
食べる時期・場面

年間を通して食べられ、お祝いの席でもよく出されます

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愛媛だし・汁をかける

さつま(伊予さつま)

南予地方(八幡浜市など)

焼いた白身魚の身をほぐして麦味噌とすり合わせ、骨でとっただし汁でのばして温かい麦飯にかけて食べます。こんにゃくやねぎ、みかんの皮をのせます。漁師が船の上で食べたと伝えられる料理です。

白身魚麦味噌だし汁麦飯みかんの皮
食べる時期・場面

夏場の食欲が落ちる時期によく食べられます

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愛媛お茶をかける

ぼて茶

松山地域

大豆と番茶を煮出したお茶を茶碗に注いで茶せんで泡立て、黒豆ごはんを入れて、細かく切ったれんこんやかまぼこなどをのせて食べます。松山藩が質素倹約を勧めた時代に、もてなし料理として工夫されたと伝えられています。

番茶大豆黒豆ごはん泡立てれんこん
食べる時期・場面

松山市の蓮生寺の花まつり(ゴールデンウィーク頃)で出されます

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福岡茶漬けにもする料理

博多の胡麻鯖

博多地域

薄めに切ったサバの刺身を、すったごまと醤油、みりんで和えた料理です。熱いごはんにのせるほか、わさびともみのりをふり、熱い番茶をかけて茶漬けにしても食べられます。

サバ白ごま醤油番茶わさび
食べる時期・場面

年間を通して食べられ、秋から早春にかけてサバの脂がのります

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佐賀お茶で炊く(茶粥)

お茶がい(茶がゆ)

佐賀市・小城市・嬉野など

番茶を煮出した茶汁で米を炊く粥です。幕末の佐賀藩主が出した質素倹約令のもと、米を節約する方法として生まれたとされています。嬉野では嬉野茶を使って作られています。

番茶嬉野茶米朝食
食べる時期・場面

商家の使用人の朝食。現在は県内の宿泊施設の朝食で味わえます

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大分茶漬けにもする料理

りゅうきゅう

県南の沿岸部

ブリやアジ、サバなどの刺身を、醤油・砂糖・酒・ごま・しょうがのたれに漬け込んだ料理です。熱いごはんにのせても、お茶漬けにしても食べられます。沿岸部の漁師の間で広まったとされています。

刺身ごましょうが醤油だれ漁師料理
食べる時期・場面

その時期にとれる魚で、年間を通して作られます

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大分茶漬けにもする料理

ひゅうが丼

津久見市(保戸島)

マグロを醤油やごま、卵などで作るたれに漬けてごはんにのせる丼です。最後に少し残してお茶漬けにすると二度楽しめる、と紹介されています。保戸島の漁師が漁の合間に手早く食べる料理として考えたとされています。

マグロごま卵醤油だれ漁師めし
食べる時期・場面

かつては結婚式などのお祝いの席。現在は飲食店やイベントで食べられます

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大分茶漬けにもする料理

ごまだし

佐伯市

焼いたエソの身をほぐし、ごまや醤油、みりんと合わせて作る調味料です。湯で溶いた「ごまだしうどん」が一般的な食べ方で、お茶漬けやそうめんのつけ汁にも使われます。近年はアジやサバでも作られています。

エソごま醤油調味料うどん
食べる時期・場面

日常的に食べられています

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宮崎だし・汁をかける

冷や汁

県央地方

いりことごまを合わせた味噌を、味噌汁より濃いめの汁にして冷やし、熱い麦飯にかけて食べる料理です。農家が夏に麦飯へ生味噌をのせ、水をかけて食べていたのが始まりとされています。

いりこ味噌ごま豆腐きゅうり麦飯
食べる時期・場面

かつてはお盆に親戚が集まった宴席の締め。現在は暑い季節に食べられています

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鹿児島だし・汁をかける

鶏飯

奄美地域

ほぐした鶏肉や錦糸卵、干ししいたけ、パパイヤの味噌漬けなどを白いごはんに盛り、鶏ガラのスープをかけて食べる料理です。スープをかける食べ方は昭和に入ってから広まったとされています。

鶏肉鶏ガラスープ錦糸卵干ししいたけパパイヤ漬け
食べる時期・場面

年間を通して食べられ、祝い事やもてなしの席でよく作られます

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GUIDE

知る・作る

◆
CHAPTER 1

お茶漬けの歴史

ご飯に湯をかける「湯漬」や、冷たい水をかける「水飯」は、『源氏物語』をはじめ平安時代の文学作品によく出てきます。『今昔物語集』には「冬は湯漬、夏は水漬」という表現もあり、季節で食べ分けていたことがうかがえます。

室町時代には湯漬が好まれ、宴席での出し方や食べ方の決まり事まで作られたとされます。お茶をかける形がいつ始まったかは辞典によって書き方が異なりますが、日常の食事として定着したのは江戸時代に煎茶が広まってからと説明されています。

江戸後期には手軽な食事を出す茶漬屋が各地で繁盛しました。安永年間の初めには浅草に「海道茶漬」、天明年間には下谷に7種の漬物を添えた「七色茶漬」が開店したと記録されています。

CHAPTER 2

お茶とだし、かけるものの違い

お茶をかける茶漬けは、香りが立ち、後味がさっぱりします。百科事典では、茶漬けには焙じた番茶の浸出湯がよいと紹介されています。博多の胡麻鯖では熱い番茶をかける食べ方が紹介されています。

一方、郷土料理には、だしや味噌仕立ての汁をかけるものが多くあります。冷や汁やさつまは味噌と魚やごまを合わせた汁、鶏飯は鶏ガラのスープ、うずめ飯はタイのだしをかけます。ひつまぶしのように、だしとお茶のどちらでもよいとされる料理もあります。

  • お茶:番茶・ほうじ茶など。香ばしく、具の味を引き立てます
  • だし:魚や昆布、鶏ガラなど。かけるだけで一品の汁物のようになります
  • 味噌仕立ての汁:冷や汁・さつまなど。冷やして夏に食べる料理もあります
CHAPTER 3

お茶漬けに合うお米の選び方・炊き方

お米の粘りは、でんぷんの成分であるアミロースとアミロペクチンの割合で変わり、アミロースが多いほど粘りが少なく硬め、アミロペクチンが多いほどもちもちと柔らかくなる傾向があります。汁やお茶をかけたときに粒がほぐれやすい、さらっとした食感が好みなら、粘りの控えめなお米や、少し硬めの炊き上がりを選ぶのが一つの目安です。

炊くときは、たっぷりの水で手早くやさしく洗い、30分から60分ほど浸水させます。炊き上がったらすぐにほぐすと、粒が立った仕上がりになります。冷や汁や茶粥のように麦飯や冷やご飯を使う郷土料理もあるので、料理に合わせて炊き分けるのも楽しみ方の一つです。

  • さらっと食べたいとき:粘りの控えめなお米・やや硬めの水加減
  • 洗米はやさしく手早く・浸水は30〜60分
  • 炊き上がったらすぐほぐす
CHAPTER 4

郷土の「かけ飯」を楽しむコツ

漁師料理から生まれたまご茶漬けや鯛めし(宇和島風)、りゅうきゅうなどは、鮮度のよい刺身を使うのが前提の料理です。家庭で作るときは、刺身用として売られている新鮮な魚を使いましょう。

へしこやちりめん山椒のような保存食や佃煮は、ご飯にのせて熱いお茶をかけるだけで、手軽に地域の味を楽しめます。お取り寄せで試すのも一つの方法です。

FAQ

よくある質問

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お茶漬けはいつ頃から食べられていますか?
ご飯に湯や水をかける湯漬・水飯は平安時代の文学作品に登場します。熱いお茶をかける茶漬けが日常的になったのは、煎茶が普及した江戸時代とされています。
お茶漬けにはどんなお茶が合いますか?
百科事典では、焙じた番茶の浸出湯が茶漬けに向くと紹介されています。博多の胡麻鯖も熱い番茶をかける食べ方です。郷土料理にはだしや汁をかけるものも多く、好みで使い分けられます。
ひつまぶしの茶漬けにはお茶とだし、どちらを使いますか?
愛知県の観光公式サイトなどでは、3杯目にだしかお茶を注いで茶漬けにする食べ方が紹介されています。どちらを使うかは好みで選べます。
冷や汁はどこの郷土料理ですか?
宮崎県の冷や汁がよく知られていますが、埼玉県の冷や汁(すったて)や新潟県の冷やし汁みそ仕立てなど、各地に冷たい味噌仕立ての汁があります。宮崎の冷や汁は熱い麦飯にかけて食べます。
「ぶぶ漬け」とは何ですか?
辞書によると、京都など関西地方で茶漬けを指す言葉です。特定の料理名というより、お茶漬けそのものの呼び方として使われます。
茶粥とお茶漬けはどう違いますか?
お茶漬けは炊いたご飯にお茶をかけますが、奈良や和歌山、山口、佐賀に伝わる茶粥は、番茶やほうじ茶でお米やご飯を煮て作る粥です。
SOURCES

出典・参考

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内容は上記の資料をもとに編集部がまとめたものです。商品の価格・在庫は楽天市場の商品ページでご確認ください。誤りのご指摘はお問い合わせから。